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循環器だより

不整脈とは

不整脈とは

ドキドキする、脈が飛ぶ、めまい、息切れ、胸痛、失神などの症状はありませんか。それは不整脈が原因かもしれません。脈拍が極端に少ない場合を徐脈、速い場合を頻脈と呼び、このような状態では心臓が血液を十分に送り出すことができず、ときに命の危険を伴う場合があります。

例えば、不整脈の一つである心房細動では、心房の中で血液がよどみ、血液の塊である血栓ができやすくなります。この血栓が心臓を飛び出して脳に運ばれると脳の血管が詰まって脳梗塞を引き起こします。この脳梗塞の発生率が約5倍程度高まると言われています。
また、心房細動そのものは死亡の直接原因にはなりませんが、心機能が低下して心不全を起こす率が約4倍高くなると言われています。

長引くコロナ禍の生活で、運動不足による肥満、ストレスの増加、不安による自律神経の乱れから、胸痛や脈の乱れを主訴とした患者様が増加しています。自己判断でそのまま放置せず、専門医にご相談下さい。症状がないときでも不整脈を認めることもありますので、ご自身で脈をチェックしてみてください。
脈拍の取り方は、人差し指と中指の先端を反対側の親指側の手首に当てて1分間の脈拍を図ります。1分間は長いので、15秒間の脈拍を数えて4倍にします。100を超えた場合は頻脈、60未満の場合は徐脈です。また、規則正しく脈が打てているか、脈が飛んだりリズムが乱れていないかも重要です。
健康を保つには、常日頃の自身の状態を把握することが大切です。
寒さの厳しい冬は循環器の疾患が増加する時期です。皆様、お身体に気を付けてお過ごしください。

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