診察のご案内

循環器科

循環器科

循環器科とは、血液を循環させているポンプと管、つまり【心臓】と【血管】を扱う科です。

心臓そのものの病気や、動脈硬化で引き起こされる全身の血管の病気を治療します。

欧米では死因の第一位はがんではなく循環器系の疾患です。日本でも食生活の欧米化が進んでいることより、今後は循環器系疾患が増加すると考えられています。

高血圧、脂質異常症、糖尿病、痛風、腎不全、喫煙習慣など循環器疾患のリスクが高い人は、定期的な循環器科受診をお勧めします。

循環器科9:00-12:00

循環器科の対象疾患と症状

循環器科の治療対象疾患

虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)・不整脈・心臓弁膜症・心筋症・心筋炎・心膜炎・心不全などの心臓疾患や、高血圧症・大動脈疾患・静脈血栓症・肺塞栓症などが治療対象となります。

動脈硬化の合併症としておこる疾患が多いので、動脈硬化を促進する脂質異常症や糖尿病も治療します。

循環器科疾患の症状

心疾患の症状としては、胸痛・息切れ・動悸・浮腫(むくみ)・倦怠感などがあり、血管疾患の症状としては、歩行時の下肢痛やしびれ・腫れ・冷感や色調変化などがあります。

どんなときに循環器科を受診すればよいですか

  • 今までできていたことが、息切れや倦怠感によりできなくなる。
  • 今までと同じ運動をすると、胸が痛くなったり苦しくなったりする。
  • 安静にしているのに、脈が急に速くなる、脈がバラバラになる。
  • 歩くと足がしびれる、痛む、冷たくなる。 など

上記のような症状がある場合は、心臓や血管の病気である可能性が考えられます。

症状がない場合でも

健診や人間ドックで

  • 血圧やコレステロールの値がだんだん上がってきた
  • 心電図や胸部X線検査で異常を指摘された。 など

まずは、循環器科を受診することをお勧めします。

循環器科の検査

心電図

心臓の中で生じている微かな電気的変化について、時間を追って記録します。心臓の収縮・拡張が正常に行われているか、心臓の筋肉に酸素と栄養を供給している冠動脈の血流は円滑か、心筋に異常は無いか、などがわかります。

ホルター心電図

ホルター心電図は、日常生活のなかで小型、軽量な装置を身につけ、長時間にわたる心電図を記録・解析、観察する検査装置です。短時間の心電計検査などでは診断できない不整脈や冠攣縮性狭心症などの発見が可能です。

胸部レントゲン

心臓をはじめ、肺や大動脈などの形や大きさを映し出します。心臓が拡大していないか、形はどうなっているか、肺の動脈や静脈は太いか細いか、途切れていないか、肺内の水分量が増えていないか、血液がうっ滞していないか、大動脈はどのような状態か、などがわかります。

心臓超音波検査(心エコー)

超音波を心臓に当て、返ってくるエコー(反射波)を画像に映し出し、心臓の様子を見るのが心臓超音波検査です。映し出された心臓の大きさや動き、弁の状態などを観察して診断を行います。放射線被ばくの心配が無いので、安心して受けられます。心筋梗塞や心臓肥大、弁膜症などの疾患を確認することができます。

心臓MRI

心臓MRIとは、電磁気の力を利用したMRI(磁気共鳴画像撮影)装置を用いて、心臓に異常がないかを診断する検査方法です。MRIはCTやX線検査のように被ばくがなく、がん疾患や腫瘍、血管の閉塞、動脈瘤などの発見に有用で、痛みを伴うこともありません。
心臓MRI検査では冠動脈の走行や血管が狭くなっていないか、プラークの有無などを調べることができます。冠動脈疾患とは、虚血性心疾患・狭心症・心筋梗塞などが代表的な病気です。
冠動脈は心臓の筋肉(心筋)へ酸素や栄養素を運ぶための血管です。動脈硬化などにより冠動脈に狭窄や閉塞を生じると、心筋へ十分な血液を送ることができなくなり、狭心症や心筋梗塞を引き起こす原因となります。MRIではこれらの疾患リスクを検査します。
また、腎臓の機能が悪い方、造影剤アレルギーや喘息のある方は、心臓MRIの方が安心して検査を受けられます。

心臓CT

心臓CTとは、X線と造影剤を用いて心臓の断層写真を撮影する(コンピュータ断層撮影)検査です。冠動脈の状態や狭心症、心筋梗塞、心肥大などの発見に役立ちます。
当院では、ワークステーションと呼ばれる画像作成装置を駆使することで、3D画像で客観的に理解しやすい画像を作成することが可能となりました。また3D画像だけでなく心筋梗塞のリスク評価に石灰化スコア(非造影低線量CT)を測定することで短時間、低侵襲で有効な情報を得ることも可能となっています。
心臓の近くには、肺や気管・気管支、大動脈、肺血管、乳腺などがあります。心臓の検査の際に、たまたま肺がんなどが発見されたこともあります。
但し、腎臓の機能が悪い方、造影剤アレルギーや喘息のある方はお勧めできません。このような方には、心臓MRI検査をお勧めしますが、医師にご相談下さい。
心臓にステントや体に金属の入っている方、閉所や長時間の拘束が苦手な方には心臓CT検査をお勧めします。

頚動脈超音波検査(頚動脈エコー)

頚動脈における動脈硬化の視覚的な診断が行える簡便な検査で、痛みもX線被ばくも伴いません。動脈硬化を起こすと、血管壁が肥厚したり、硬くなったりしますが、その様子が画像を見れば容易にわかります。また、頚動脈(首の左右に1本ずつ走っている太い血管で、頭部に血液を送る重要な役目を担っている)の動脈硬化の進行度を調べることにより、全身の動脈硬化の程度を推測できます。

血圧脈波検査(ABI)

血管の硬さ(PWV)、血管年齢、下肢の血管の詰まり(ABI)、を診断する検査です。両手両足に血圧計を巻き両手首に心電図をつけて検査します。
PWVは大動脈を含む心臓から足首までの動脈の硬さを反映する指標で、動脈硬化が進行するほど高い値となります。ABIは下肢動脈の狭窄・閉塞を評価する指標です。PAD(末梢動脈疾患)患者の早期発見に有用です。

内分泌内科

内分泌代謝疾患とは、ホルモンの異常によってもたらされる病気です。
人間の身体には、正常な機能を維持するために必要なホルモンを産生する臓器がいくつかあります。
脳の下垂体や、甲状腺、副甲状腺、膵臓や副腎などです。
内分泌内科では、ホルモンを作る臓器の疾患やホルモンの過不足により異常を来す疾患を治療します。

当院では、主に甲状腺を専門に診察しています。
人間ドックの頚動脈超音波検査で甲状腺疾患を発見されることは少なくなく、当院にて薬物治療や定期的な検査、専門病院への紹介もしております。

内分泌内科9:00-12:00