人間ドックオプションの下腹部MRI検査とは
人間ドックオプションの下腹部MRI検査とは
下腹部MRI検査は男女によって精査できる部位が変わります。
違いは、男性は前立腺の精査/女性は卵巣・子宮の精査になります。膀胱の精査は男女共同じです。
前立腺は男性のみにある臓器です。前立腺を中心にがんや前立腺肥大の有無を調べる検査です。早期の前立腺がんは自覚症状がない場合が多いのですが、尿の回数が多い、尿が出にくい、などの症状が出ることもあります。そういった現象は、加齢に伴って生じる現象と類似しているので気づかないうちに進行してしまうことが多いのです。しかし、前立腺がんは早期発見と適切な治療で治癒が望めます。
50歳以上の中高年の男性で、前立腺がんにかかった家族がいる(遺伝的要因)、脂肪分の多い食事を好む、肥満などのリスクを抱えた方は定期的に適切な検査をされることをお勧めします。
尿が出にくい、排尿の回数が多いという前立腺がんに似た症状があらわれる前立腺肥大症もMRI検査で精査できます。名前どおり前立腺が大きくなる病気で、尿道を圧迫することによって排尿障害を引き起こします。前立腺肥大症は加齢に伴って多くみられるようになります。未治療のまま放置していると膀胱から尿が出なくなったり、腎臓の機能が低下してしまう場合があります。前立腺肥大症も早期に治療を行うことで進行を防ぐことができます。
女性の下腹部MRI検査は子宮・卵巣を中心にがんや内膜症、子宮筋腫の有無を調べる検査です。
・子宮体がんは、子宮の奥(内膜)にできるがんで、閉経前後の不正出血が重要なサインです。肥満やホルモンバランスの変化が影響します。
・子宮頚がんは、子宮の入り口にできるがんで、主にヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因です。検診やワクチンで予防・早期発見が可能です。
・卵巣がんは、卵巣にできるがんで、初期は自覚症状が乏しく、「沈黙の病」と呼ばれます。お腹の張りや頻尿を感じる頃には進行していることがあります。
いずれのがんも病気が進むにつれ治癒率が低下し、生存率も著しく悪くなってしまいます。早期発見、早期治療がとても重要です。
・子宮内膜症は、本来は子宮の内側にあるはずの内膜組織が、卵巣などで増殖する病気です。強い生理痛や不妊の原因となりますが、がん(悪性)ではありません。
早めに治療することで身体の負担も軽くなります。
男女共に精査の対象にあるのが膀胱です。見た目ではわからない顕微鏡的血尿もありますので、下腹部MRI検査で膀胱を精査することで膀胱がん等の病気を早期発見することが大切です。
膀胱がんのリスクが高いのは喫煙者の方です。喫煙者の方が膀胱がんになるリスクは非喫煙者の2倍から4倍も高くなると報告されています。喫煙により発がん性物質が体内に吸収され、尿として排泄される際に膀胱の粘膜を傷つけてしまいがん発生の一因となり得ます。
下腹部MRIの検査時間は15分~20分です。ご予約の際に下腹部MRI検査希望とお伝え下さい。
