人間ドックオプションの上腹部MRI検査とは
人間ドックオプションの上腹部MRI検査とは
肝臓・胆のう・すい臓・脾臓・腎臓を中心にMRIを用いて調べるのが上腹部MRI検査です。撮影時間は20分程度です。被ばくはありませんので身体に優しい検査です。
肝臓・胆のう・すい臓・腎臓はがんになってもほとんど症状のないまま進行し、気づいた時には既に病状が悪化している場合が多い臓器です。
また、通常のMRI検査やCT、エコー検査では観察しにくく、上腹部MRI検査が確実な診断に有用と言われています。
発見できる主な病気は、「すい臓がん」「すい炎」「膵管内乳頭粘液性腫瘍」「肝がん」「肝硬変症」「脂肪肝」「肝炎」「胆のうがん」「胆石」「胆のう炎」「脾腫」「胆管がん」「腎臓がん」などです。
肝臓・胆のう・すい臓・脾臓・腎臓は、サイレント臓器と呼ばれ、自覚症状がほとんどなく、放置すれば進行し、治療に時間がかかってしまいます。
国立がん研究センターの統計によると死亡率の高いがんはで男女共に「すい臓がん」が3位で、男性の5位は「肝臓がん」とのことです。
早期で発見できるがんは、罹患率は高くとも死亡率は低いので、がんの罹患数の1位は、男性「前立腺がん」、女性「乳がん」ですが、いずれも死亡率3位内には入っていません。早期発見のできるがんは早い段階で治療を開始することができ、治癒率が格段にアップします。
いかに早期発見が大切か、この数字からもわかります。
当院のドックいずれにもオプション検査として追加していただけますので、危険因子(親族にがんの方がいる、喫煙歴がある、肥満、生活習慣病の方、生活が不規則、大量の飲酒をされる等)をお持ちの方は定期的に上腹部MRI検査を受けられることをお勧めします。
オプションをご希望される方は人間ドックをご予約の際に「上腹部MRI検査希望」とお伝え下さい。
