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循環器だより

無痛MRI乳がん検査について

無痛MRI乳がん検査について

 

令和3年6月からスタートしました乳がんMRIレディースドックは、大変ご好評をいただいております。当初は午後3時以降のご予約枠でご案内しておりましたが、ご予約希望の方が多く、ご希望日になかなか予約が取れないということで大変ご迷惑をおかけしておりました。

予約枠の制限をなくしてほしいとのお声をいただき、この度、予約枠の制限をなくしました。今後は、ご希望の時間で乳がんMRIレディースドックをお受けいただけます。

検査は1時間程度ですので、お仕事前やお仕事の後、また家事の合間など、皆様の隙間の時間で受診が可能です。検査には薬剤等は使用しませんので、ドック後のご予定にも差し支えはございません。また、食事制限のない検査ですので前もっての準備も必要がなく気軽にご受診いただけます。

 

乳がんの早期発見は大変重要です。

乳がんの進行度は0期から4期に診断され、0期の5年生存率は100%、1期の5年生存率は90.6%との報告もございます。乳がんの進行度が進むにつれ生存率は低くなり、他に転移する危険度も増していきます。

 

早期発見により、手術での切除を最低限にする「乳房温存手術(療法)」などの治療の選択肢が広がり乳房温存率も高まります。

 

乳がんは女性のがん羅患数の第1位です。(羅患数とは「がんという事象の発生率」のことです)

30代から羅患数は急増し、70代をピークに減少していきます。それほど乳がんにかかる率が高いのに、先進国の中で、日本の乳がん検査の受診率は最下位です。一般的に乳がんの検査はマンモグラフィーを用いられていますが、マンモグラフィーは、圧迫による痛みと乳房を直接見られたり触られたりする恥ずかしさで敬遠される傾向があります。

乳房MRI検査では、マンモグラフィーのように圧迫しないので痛みがありません。乳房型にくりぬかれたベッドに検査着のままうつ伏せになってMRIのドーム型の中に入りますので、乳房を見られることや直接触られることもありません。

 

豊胸術でインプラントを挿入されている場合は強く圧迫すると破裂して炎症などを起こす可能性がありますのでマンモグラフィー検査はできない場合があります。しかし、乳房MRI検査では、乳房を圧迫しないのでインプラントを挿入されている場合も対応が可能です。

 

乳腺が発達し、乳腺密度が高い高濃度乳房の女性の場合はエックス線を通しにくいため、乳房の中央部が白く写ってがんが見つかりにくいと言われています。日本人は欧米人と比較して高濃度乳腺の割合が高く、50歳以下では80%近くが高濃度乳房との報告があります。乳房MRI検査では、乳腺濃度の影響を受けにくいのでマンモグラフィーでは見分けのつきにくいがんも発見されやすいと言われています。

 

MRI検査は放射能を使用しないので被ばくしません。何度受けられても安心ですし、若い女性の方にもお勧めです。

 

乳がんのリスクが高いと言われているのは、

☆血縁者に乳がんの人がいる方

☆高濃度乳腺の方

☆出産経験がない方、出産の回数が少ない方、初産年齢が高い方

☆授乳経験がない、もしくは短かった方

☆喫煙者

☆太っている方

☆ストレスを感じる事が多い方

などが挙げられます。

上記の項目が当てはまる方は検査を受けられることをお勧めします。

 

乳腺MRIレディースドックは乳腺のMRI検査と乳腺超音波検査を行います。

乳腺超音波検査では、良性の腫瘍も発見することができます。当院の乳腺超音波検査は女性の技師が担当いたしますので安心して検査を受けていただけます。

 

日本人女性の11人に1人が発症すると言われている乳がんですが、乳がん検査の受診率の増加により早期発見率が高まり、死亡率は減少してきています。女性にとって大切な乳房をがんから守るために乳腺MRIレディースドックのご受診をお勧めいたします。

 

お問い合わせ、ご予約はホームページもしくはお電話で承ります。

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