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循環器だより

定期的な人間ドック、体に負担の少ないMRI検査で

定期的な人間ドック、体に負担の少ないMRI検査で

病気の予防や早期発見はもちろん、ちょっとした体の不調のサインを見逃さないために、定期的な健診を受けることは大切です。「多くの方の心臓と血管を守る」「3大疾病の早期発見」をコンセプトに、幅広い人間ドックのコースを用意し、被ばくのないMRI検査を中心とした予防医学に力を注いでいます。

被ばくのないMRI 3大疾病をチェック
人間ドックの目的は、様々な生活習慣病はもちろん「心疾患」「脳疾患」「がん」の3大疾病などの病気とその危険因子を早期に発見し、治療へと結びつけること、切れ目のない定期的な受診が大切ですが、だからこそ、体への負担が少ない検査方法を選びたいものです。
当院の人間ドックの特徴は、放射線被ばくがなく、腎臓に負担のかかる造影剤を使用しない「MRI検査」を中心としていること。心臓や脳はもとより腹部、脊椎、四肢など、人体のあらゆる方向の断面画像を高精細に得られます。
ニーズに合わせて、MRI装置を使った幅広いコースが選べるのも特徴です。脳動脈瘤などの脳血管障害や腫瘍、頚動脈の異常を早期発見できる「脳ドック」、狭心症や心筋梗塞、心臓弁膜症を調べる「心臓ドック」、心臓と脳を重点的に調べる「心臓・脳ドック」など、勤務先で受けるドックの補完として、各部位を詳細にチェックできるこれらのドックを活用する人も多いようです。「プラチナドック」「ファーストクラスドック」は、心疾患、脳疾患などに加え、全身のがんも調べられます。その際に用いるのが「DWIBS(ドゥイブス)」と呼ばれる検査方法。同じく全身のがんを調べる方法のPET・CTとは異なり、MRIを使用するため被ばくがなく、体に負担の少ない方法で全身をチェックできます。

冠動脈異常の早期発見に
心臓に血液を送る血管「冠動脈」は、高血圧、脂質異常症、喫煙などが引き起こす動脈硬化により内腔が狭くなり、狭心症や心筋梗塞などの疾患の原因となります。
冠動脈の状態を検査するには、一般的には造影剤を使用する心臓CTが用いられることが多いですが、当院では、放射線被ばくがなく、造影剤を使用しないMRIで検査します。
ドックでの自由診療だけでなく、外来診療で主治医が必要と判断した場合は保険診療で心臓MRI検査を実施し、以降のかかりつけ医の役割も果たします。
また、動脈硬化が進んだ冠動脈の血管壁には「プラーク」と呼ばれる塊ができることもあります。不安定なプラークが破れて血栓ができ、急性心筋梗塞を引き起こすこともわかっています。心臓MRIではこの不安定プラークも見ることができ、早期の心疾患予防につながっています。

蓄積されたノウハウのもとで
常に働いている心臓をMRIで撮影するのは簡単ではなく、適切な診断につながる高精細な画像を得るには、装置を使いこなす放射線技師との連携が大切です。当院の技師は、2009年の開院当初からノウハウを蓄積、患者の心拍数などから画像のぶれが起こりやすい状況を事前に予測して対応するなど、技術面からサポートします。
さらに医師が、静止画だけでなく心臓が拍動する動画もチェックし、心臓や血管の機能を総合的に診断、ドック受診当日の結果説明だけでなく、放射線科医師のダブルチェックを経た詳細な結果表を後日送付する体制を整えています。
院内では待ち合い時間も「密」にならないようにしています。プライバシーを守りたい人向けには日曜限定のファーストクラスドックもあり、夫婦などペアでの利用時は「完全貸切」になるのも魅力の一つです。
コロナ渦による「定期健診控え」の動きもある一方で、不規則な生活や運動不足で、気づかないうちに体内環境が変化しているかもしれません。早期発見と安心のためにも人間ドックを、体への負担が少ない方法で受けてみてはいかがでしょうか。
朝日ファミリー掲載記事より抜粋

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