甲状腺エコーについて
甲状腺エコーについて
甲状腺とは
甲状腺は首の前側にある、約4~5㎝の蝶の様な形をした臓器で、
甲状腺ホルモンを産生します。
甲状腺ホルモンは、からだの「新陳代謝」を盛んにします。
胎児や小児の正常な成長・発達を促す働きや、大人の脳の働きを維持する
ために必要不可欠なホルモンです。
甲状腺の異常
甲状腺の異常は大きく3つに分けられます。
1.甲状腺機能低下症:甲状腺ホルモン産生低下(橋本病など)
2.甲状腺機能亢進症:甲状腺ホルモン産生亢進(バセドウ病など)
3.腫瘍 :甲状腺腫瘍(良性・悪性)
3の甲状腺腫瘍はエコー検査にて1㎝以下の小さなものも発見できます。
甲状腺ホルモンは多すぎても少なすぎても体調が悪くなってしまいます。
甲状腺ホルモンは全身の代謝を高めます。したがってホルモンが出すぎ
ると、脈が速くなり、体温も上昇し、汗をかくようになります。反対に
ホルモンが不足すると、脈が遅くなり、体温は低下し、活気がなくなって
しまいます。
エコー検査をおすすめする理由
甲状腺の異常は、更年期障害や体調不良の症状に似ています。その為、
発見が遅れたり気付かないまま過ごす「隠れ甲状腺疾患」の方もいます。
エコー検査は苦痛を伴いません。
不調がある場合は、ぜひ一度エコー検査を受けてください。